さて前回、「分ける方法はいくつかある」と言いました。
では材質以外に何があるのか?
それは組み方です。
基本的にプラスチック製のものは、コースを作るときに嵌め込んでいくので、遊んでいる途中に崩れることはありません(もちろん子供が体当りしたら別ですよ!)。
それに対し、木製のものは積み上げていくものがほとんどなので、雑に積んだら転がらないし、出来上がったコースに手が当たったらずれるし、なにより何度もビー玉を転がしたらずれていきます。
特に御三家のスカリーノ、組み立てクーゲルバーン、クボロでは顕著だと思います。
ただ、これをデメリットと捉えるかは場合によりけりで、年長さんや小学生になれば「丁寧に積むこと」「集中して慎重に取り組むこと」などを育む良い機会になるのだと思いますし、だからそここれらの商品は愛されているのだと思います。
では御三家以外ではどうかというと、クアドリラは木製のくせに嵌め込みです。
と言ってもプラのようにカチッと嵌めるのではなく、単に穴に突起部分が重なるだけですが、ずれることはなく、手が当たったりしても倒れることはありません。
御三家よりお安いサントイのビー玉積み木ころがしはどうかというと、嵌め込みではなく積むだけなので、倒したりということはありそうです。
ただ、この商品の特徴は、ビー玉が上から落ちてきたときに受け皿となる部分と、レールの部分が一体化しています。ビー玉を転がして積み木がずれてしまうのは、受け皿部分に力がかかるからです。これがレールと一体化しているので、ビー玉を転がすことによるズレはそう無いのではないかと思います。
もうひとつお安い、イマジナリウムの木製ビー玉ころがしつみきセット。
これはもちろん積むだけなのでズレます。
でも、同じズレるなら組み立てクーゲルバーンみたいだし、とっても安いこっちを買えばいいんじゃない?と思いませんか?というか思いましたよ、私は。
で、実際に買ったのです。
買ってわかったのですが、御三家と同じ木製でも、こちらの材質は安くて軽いゴムの木。対して御三家はブナなどのしっかりとしたものです。
つまり…
イマジナリウムの方はすぐ倒れる!ズレる!のです…(ちなみに確認していませんがサントイも原産国がタイなのでゴムの木だと思われます)。
価格差はこういうところにあるのですね。。。
蛇足ですがエトボイラもゴムの木です。そのため、軽すぎてパッケージにある立体を組むのは至難の業です。さらに付属の玉(これもゴムの木製)も軽すぎて、せっかく組んだ立体を転がすとすっ飛んでいきますw
で、余談なのですが、我が家で買った木製ビー玉ころがしつみきセット、不良品だったのです

何がかというと、転がってきたビー玉を受けて、二方向に分岐するパーツがあるのですが、
これが分岐しない。っていうかビー玉が出てこない。
ビー玉を転がすためには傾斜が必要なのですが、このパーツに傾斜がついていないので、止まってしまうのです。
これは不良品だろうということで交換してもらうことになったのですが、念のため店舗で店員さん立ち会いのもと、交換品に同じ不具合がないか確認しました。
が、交換品も同じ作りでビー玉が転がらない。
また他のに変えてもらってもやっぱり転がらない。
在庫をいくつも試してどれも駄目で、店員さんも困って結局返品ということになりました…。
たまたまお店にあったロットが悪かったのかもしれませんが、値段を考えたら良い商品なだけに残念でした。
これから買う方は、買ったらまず不具合がないかチェックです!
話を戻しまして、組み方が違うと、壊れやすさ以外に何が違うのか。
それは、遊び方が異なってくるのです。
どういうことかというと、「ビー玉を転がしているうちにずれるかどうか」。
これは買ってみるまで気が付かなかったのですが、実はメーカーは想定しています。
はめ込みタイプのものは、付属のビー玉が数十個。
これに対し、積むタイプのものは、数個。べつにケチなわけではありません。
連続で転がすことを目的としていないのです。
積むタイプは、慎重に丁寧にコースを組んでいって、ビー玉を転がしてみて、上手く転がったら大成功!というそれこそピタゴラスイッチみたいな遊び方が基本です。
しかし、はめ込みタイプは、ガシガシコースを組んで、出来上がったら基本的に崩れません。
だから、ビー玉は少しでなく、雑にガンガン転がします。もう子どもたちは大興奮ですw
これはもう、どちらが優れているとかではなく、好みや使う環境でどちらがいいかになりますね。
以上をまとめると、
予算で木製か、プラか。
遊び方ではめ込みか、積み木か。
そのへんから候補を絞っていくのがいいのではないかと思います。
で、結局我が家には何があるかというと…。
実は1つではないのです

つぎは、購入を決めた経緯と(ようやく)レビューです

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